2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「のれん式」という仕事の作法 その9

<商ほど素敵なものはない?> 僕の世代は、江戸時代に士農工商の身分制度があったと教えられました。何か変だなあと思いながらも、反論するにもその材料を持ち合わせていないので、そのまま大人になりました。それほど昔のことではありません。士農工商を学…

「のれん式」という仕事の作法 その8

<イエ・イズ・ノット・ア・家> ピンときた方もいるでしょうが、上の奇妙な見出しは、ジャズのスタンダード・ナンバー、「ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム(House Is Not a Home) 」を捩っています。B・バカラックとH・デイヴィットのコンビによる作品(…

「のれん式」という仕事の作法  その7

<ピュアなのれんを追いかけて> さてお分りのように、この先、暖簾と“のれん”に加え、家と“イエ”の区別もしながら書いていく必要があります。我ながら実に紛らわしいと思っていますが、仕方ありません。とはいえ話がここまで来れば、暖簾という漢字は後ずさ…